当社ではPHPの開発環境はEclipse PDTを利用しております。
特に日本語化プロジェクトPleiadesで提供されているパッケージが
最初から開発に必要なファイルがすべて入っており便利です。
いつも設定方法を忘れて小一時間無駄にするのでPleiadesをインストールしてXDebugで
ステップ実行ができるようにするまでの手順をメモっておきます。
まず前提として環境はWindows7 64bit版を使っています。
VistaやXPでも同じ手順で行けていましたが最近のバージョンではわかりません。
まずはPleiadesのWebサイトからソフトウェアをダウンロードします。
当社では最新版のJREあり、Ultimateパッケージを使う事が多いです。
(別プログラムでJavaやRuby等も扱っているため)
900MBくらいありますので気合を入れてダウンロードします。
続いてZIPファイルを展開してファイルを設置します。
当社の場合は C:\eclipse に配置しています。
この場合Eclipseの実行ファイルは C:\eclipse\eclipse、
Xamppの実行ファイルが C:\eclipse\xampp に配置されます。
Eclipseの設定の前にXAMPPが動作するようセットアップスクリプトで
初期設定する必要があります。
C:\eclipse\xampp\setup_xampp.bat を実行するとPATHの設定や
設定ファイルの一部書き換えが自動的に行われます。
注意点としてPleiadesの配置場所を変えた場合はもう一度 setup_xampp.bat を
実行しないといつの間にか動かなくなります。
ここまでで xampp-controll.exe で Apache と mysql が動作するようになります。
ただしmysqlは初期状態ではサーバ文字コードがutf8になっていないため
mysql5.5.3以後でサーバの文字コードをutf8に変更する
のエントリに記載されている手順でServer Character Setを変更してあげたほうが良いでしょう。
あとは C:\eclipse\eclipse\eclipse.exe を実行してPHPの開発を始めればOKなのですが、
ワークスペースの中にプロジェクトを作るとxamppのhtdocsディレクトリから外れてしまい
動作しませんので私の場合はxamppのhtdocsディレクトリの配下に
該当プロジェクトだけフォルダの場所を変えてプロジェクトを作成しています。
あとはPHPのデバッグ環境XDebugが動けばほぼOKなのですが、
何もしなくても一発で動いたりそうでなかったりするときもあってよく詰まります。
通常の場合は C:\eclipse\php\bin\php.ini を編集して
zend_extension = “C:\eclipse\xampp\php\ext\php_xdebug.dll”
を追記したら動くらしいのですが、
Pleiadesはセットアップスクリプトで自動的に上記設定を追記してくれます。
しかし今回はそれだけでは動きませんでした。
仕方ないのでそれっぽい設定を php.ini から探し、
xdebug.remote_enable = 0 を 1 に変更するとPHPのデバッグが動作しました。
正直なところXDebugはあまりよく理解できていないためまだまだ苦戦しています。