我が社の会長(先代社長)は、不動産業界ではよくいる
“The 昭和の豪腕社長”タイプ である。
現場で鍛えた押しの強さは異常で、
役所・銀行・工事業者、誰であろうと
無理筋を正面から通す とんでもない交渉力を持っている。
そんな会長だが、
なぜか 通販だけは壊滅的に弱い。
■ YouTube広告「お試し化粧品」をポチる
ある日、会長がYouTubeを見ていたら、
とある「お試し化粧品」の広告が出てきたらしい。
会長:
「冗談半分で買ってみたんだ」
とのこと。
実際使ってみたが特に変化はなく、
まあそんなものかと皆で流していた。
■ 数ヶ月後、昭和元社長の逆鱗に触れる事件が発生
数ヶ月後、カード明細に 謎の高額請求 がついているのを発見。
調べてみると、例の化粧品が
『初回だけ安く見える定期コース』
という、近年ありがちなアレだった。
会長、明細を見た瞬間に固まり、
数秒後には昭和パワー全開。
「ワシは定期なんて頼んどらん!聞いとらん!」
完全にスイッチが入った。
■ カスタマー窓口 vs 昭和の豪腕元社長
ここからが会長の真骨頂。
長年不動産の現場で鍛えた
“押しの強さ(※やかましいだけとも言う)” を全開で発動。
- 説明が不十分だった
- 初回と2回目で金額差が大きすぎる
- 記載が分かりづらい
- 本人は定期購入した意識が全くない
- (最終奥義)消費者センターに申し立てる
など、筋が通っているんだか通っていないんだか分からない主張を
圧倒的な熱量でぶつけ続けた結果……。
■ 結果:返金&解約。完全なる圧勝。
相手企業も「これは勝てない」と悟ったのか、
最終的に 返金+解約が成立。
会長の
「押し通す力は無敵なのに、通販だけは永遠に弱い」
という謎の評価が、社内でさらに強固になった瞬間であった。
なお会長は、通販の返品・解約が多すぎるため、
社員一同からは
「会長は通販から引退していただきたい」
と常に願われている。
