不動産屋をやっていると1年に何度もトイレや流しが詰まるという問題に遭遇します。

原則的に水回りの問題発生時の費用負担は、建物の問題の場合は大家が負担、使い方の問題の場合は入居者の負担になります。
当社が不具合の連絡を受けた場合、当社が修理業者を手配するため相場程度の費用で対応できるのですが、入居者様が業者を直接呼んだ場合、次のような問題に遭遇することがあります。
- 相場より大幅に高い金額の費用を請求された
- 本来やらなくていい作業を実施して高額な費用を請求された
(ただのトイレ詰まりなのに便器ごと交換して20万円の請求など) - 作業を実施するよう高圧的な態度をとる
厄介な事に、水回りの業界は闇が深く、インターネットやチラシなどで出てくる大手業者ですら上記のような状態であることが多々あります。
相場の料金で作業してくれる地元の業者さんはネット検索などでは出てこない事が多く、一般の方では誰に頼めばよいのかを判断するのはなかなか難しいと思われます。
もし業者を呼ぶ必要が生じた際は次のような方法で探してみると良いかと思います。
- 賃貸の場合は大家や不動産屋に聞く
(大家や不動産屋は地元の業者と知り合いであることが多い) - 建設、住宅、不動産関係の知り合いがいればその人に業者を聞く
(業界の人はだいたいどこに頼めばよいか知ってる) - 市役所や水道局の人にどこに頼めばよいか聞く
(公正性の問題で答えてくれないかもしれませんが、役所の人はどこに頼めばよいか知ってる)
当社にも、問題のある業者を呼んでしまい、20万近い見積を提示され、断って地元の業者さんに頼んだら2万円で済んだといった事例が何度かあります。
幸い当社が遭遇した事例は、見積の時点で当社に連絡があり、その後地元の業者さんに頼んだため、未遂で済んでいますが、おそらく当社に連絡なく高額の支払いをしてしまった事例も結構あるのではと思います。
令和の時代になってもいわゆる悪質商法はまだ存在しているようです、皆様お気を付け下さい。